白衣と一緒に靴をよく検討しよう

白衣27

白衣で仕事をすることになるときにはファッションのコーディネートを考えるのが大切です。上着とズボンやスカートの組み合わせだけで決まるのではないので注意しましょう。現場で履く靴をどうするかというのも重要なポイントになります。

実はかなりの数の選択肢があるので白衣と一緒に検討してより良いものを選び出しましょう。

白衣のサイズに関する基礎知識

靴は自腹の現場が多い

病院やクリニックで働いていると白衣は経費で買って支給してくれる仕組みになっていて、上下一揃いで何着かまとめて渡される場合がほとんどです。施設によっては給料から差し引かれる形になっている場合もありますが、いずれにしても白衣は指定のものを着用することが求められます。

汚れたり古くなったり、業務上で廃棄しなければならないような事態が発生してしまったりしたようなときには新しいものを支給してもらうことが可能で、いつも同じ白衣を着なければならないのが原則です。しかし、靴に関しては現場によって対応が異なっていて、自分で買う必要がある現場も多いのが現状です。

ただし、大手の病院やクリニックともなると支給してもらえることもあります。また、個人経営程度の規模のクリニックの場合には従業員用のスリッパやサンダルで済ませてしまっているケースも少なくありません。支給されないケースでも仮に使える履物が用意されていることが多いですが、最終的には自腹で靴を用意しなければならないことが多くなっています。

靴は自由にできる現場もある

白衣36

靴を支給してくれる、あるいは備え付けの履物を利用できるような病院やクリニックであっても、靴は自由に選べる仕組みになっていることがよくあります。希望すれば経費で好きなものを購入してもらえるというケースもあれば、特に指定のものを履かなければならないというルールはなくて自由にして良いというケースもあり、現場によって対応は様々です。

そもそも病院の場合には土足のところが多いので、特に支給することも指定することもなく、履物も用意されていないこともあります。通勤のときに履いてきた靴をそのまま使えば良いというスタンスになっていることも多いのです。

ただ、通勤のときの靴と白衣が合わないということはよくあります。

結局は自分で買わないとコーディネートがイマイチになってしまい、自分が辛い思いをする場合もあれば、患者や周囲からの目線がきついと感じる場合もあるでしょう。特に指定がないのなら自分なりにコーディネートを楽しめるところと前向きに捉えて靴を選ぶようにするのが大切です。

機能性を重視して選ぶのは大前提

医師や看護師、薬剤師などの様々な人が白衣に身を包んで医療現場で働いていて、それぞれが現場で違う役割を果たしています。その業務を行う上で十分な機能性がある靴を選ぶのは大前提としておきましょう。白衣とのコーディネートを考えてデザインを重視して選ぶのも悪い考え方ではありませんが。

それ以上に機能がないと仕事で苦労することになりかねません。例えば、広い病棟を歩き回る業務があるのなら歩きやすくて軽量で、通気性も良い靴を選んでおくのが無難です。長時間勤務になる人も医療スタッフには多いので、特に通気性が良くて履き心地が良いことは優先して選んだ方が良いでしょう。

一方、靴音に注意するのも大切で、基本的には病院やクリニックの中を歩いても音がしないものを選んでおくのが賢明です。特に女性の場合には気をつけておきたいところで、ヒールの音がコツコツとしてしまうと、その音だけでストレスを感じてしまう患者もいる可能性があります。

急いで歩いても靴音が立たないものにしておけば余計なトラブルを起こす心配がありません。特に夜勤をする場合には靴音が気になって眠れないといった苦情が出てきてしまいやすいので注意しておきましょう。

靴音については現場ごとに検討しよう

靴を選ぶときの靴音の問題は実はかなり切実な問題で、新米のスタッフが上司からお叱りを受けることも珍しいことではありません。転職して新しい職場で働き始めた人が注意されるというケースも多いので気をつけなければならないでしょう。

実は現場によって廊下に使われている材質が違うので、他の現場では全く靴音がしなかった靴を別の現場に持っていったときに突然大きな音を発してしまうようになることもあります。勤務初日は靴音のトラブルが発生する可能性があるということを念頭に置いておき、可能であれば事前に下見をして靴を選んでおいた方が良いでしょう。

靴の種類も厳選しよう

どんな靴が白衣に合うのかというのは悩ましい問題かもしれません。男女を問わずにいわゆるドクターシューズやナースシューズがよく選ばれています。先に述べたような病院で履く上で必要な機能性を兼ね備えているのが特徴で、さらに白衣とも概ね合うデザインに作り上げられているからです。

最近ではデザインが優れているものも増てきているので、自分なりのコーディネートをしやすくなっています。フォーマルさを重視している現場の場合には特に革靴を履いているケースもあります。外来患者の対応のときにはワイシャツやスーツの上に白衣を着るといった場合もあるからです。

特に男性の場合に多いやり方で、女性の場合にはあまり革靴を履いていることはありません。男性の場合にはスーツと革靴というビジネススタイルが昔から定着しているため、医療現場でもその慣習を踏襲している傾向があると言えるでしょう。

もう少しインフォーマルな雰囲気がある現場ではサンダルがよく用いられています。通気性が高くて楽だからというのが主な理由で、急いで病棟を駆け巡らなければならないようなときを除けば機能性では十分でしょう。着脱しやすいというのも優れている点で、手術室などにも出入りをする現場では重宝されています。

ただ、ファッションという観点からはなかなか良いものを選びづらく、見た目を重視したいという人からはあまり好まれていません。

ファッション性を重視したいという女性の場合にはパンプスに人気があります。白衣などの医療用品を総合的に取り扱っているショップでは白衣に合うデザインのパンプスを多数取り扱っていることが多く、気に入ったものを手に入れやすいのが現状です。

女性向けのサンダルのデザインもだんだんとバリエーションが出てきていて、現場で活用している姿が目立ってきています。

ドクターのベストな服装は?白衣が着られるようになった理由やおすすめの白衣